壁際、テトラの穴なんかで根魚を狙う穴釣り。
1m前後の超短竿が使いやすくて良いのですが、その中でも私が愛用しているプロマリン極光テトラDXについてご紹介します。
魅力や耐久力についてもお伝えしますね。
初心者にこそオススメの極光テトラの魅力
たいていの釣り人は複数の釣竿を持っていますが、1度の釣行で使用するのはだいたい2,3本です。
私も同じく20本程の釣竿を所持していますが、実際に釣り場に持って行くのが6本程度です。
毎回釣り場に合わせてセレクトしてから出発するのですが、磯や筏でない限りほぼ全ての場合に持って行き、95%の確率で使用するのが、この極光テトラDXです。
安いので壊れても良いや!と私も最初は思っていましたが、今では相棒と呼べる程です。
穴釣りや堤防の際に落とす釣りは、お土産確保にも大変有効でとりあえず何か釣りたい場合にはまず考えるべき釣り方です。
用途がある程度限定されるため、これから釣りを始める方の最初の釣竿に。とまでは言いませんが、セカンド釣竿として本気でオススメします。
極光テトラDX110Mの魅力
まずは公式スペックから。
- 全長 110cm
- 継数 2本
- 仕舞寸法 63cm
- 自重 71g
- ガイド数 10個
- 先径 0.7mm
- 元径 19.8mm
- 適合鉛 1~10号
- 生産国 中国
わずか1m弱の長さなのに2本継という仕様です。
販売業者は日本の会社ですが、生産国は中国ですので、私の大好きな中国製釣竿と呼べるでしょう。
この釣竿との出会いは、偶然でした。
当時、穴釣りは現在程メジャーな釣りではなく、穴釣り専用ロッドなんてものはありませんでした。
しかし、ほとんどの釣り人は穴を探れば何かが釣れる事を経験則的に知っており、本命が釣れなかった際、お土産確保のためにコンパクトロッドなんかで穴釣りをしていました。
穴釣りは仕掛けロストとの闘いでもあるので、少なくなったブラクリを買いに釣具屋さんへ行った時、偶然見つけたのが極光テトラDX110Mでした。
「え!?短くない?」
これが初めて見た時の素直な感想です。
と、同時にそれまで自分自身が穴釣りの際に感じていた、取り回しの不便さの正体に気が付きました。
「よし、買おう」
釣竿=長いものと信じており、短い釣竿はタナゴなんかの小物狙いと子供用の釣竿だけだと思ってた私にとって衝撃でした。
まさに一目惚れの衝動買いでした。
穴釣りロッドに求める性能
- 耐久力
- 釣竿の取り回しの良さ
- 仕掛けの操作性
私が穴釣りロッドに求めている点です。
足場や視界が悪いことが多いため、実用性を1番に考えています。
最悪の場合のことを考えて、安価であることも大切です。
極光テトラDXの耐久性
記事タイトルにもありますが、かなりハードに使い倒して5年。
小傷や塗装の剥がれなんかはありますが、実釣には何の影響もありません。
それこそ足場の悪いテトラの上なんかでも使用しますので、直置きはもちろん、根掛かりで釣竿を強引にあおったり、はたまた釣竿を落としたことも何度もあります。
さすがに防波堤の際から落とした時には、ステンレス製のマイクロガイドは歪みましたが、帰宅してから精密ドライバーをガイド穴に差し込んで、形を整えれば無事に修復できました。
かなり乱雑でハードな使い方を続けてきましたが、他にダメージと言えるダメージは特にありませんので、耐久力は満点に近いと思います。
唯一修復不能なものが、竿先を元竿に収納した時に、竿先が出てくるのを防ぐゴムキャップを紛失したこと位です。
釣竿の取り回しの良さ
110㎝という短さと71gという軽さのバランスが抜群で、足場の悪いテトラや堤防の際なんかでもストレスなく振り回せます。
穴釣りは穴をひとつひとつ探る足で稼ぐ釣りですので、釣竿の取り回しの良さは大変重要になってきます。
足場の悪いポイントで、釣竿が持ち重りするようでは危険です。
しかし、短いのでテトラの先を探れないなどのデメリットはあります。
仕掛け投入時の操作性
テトラポッドは、複数の構造物が重なって作られており、それぞれの重なりが作り出す穴に違いがあります。
穴に入れても何かに引っ掛かり底まで落とせない。なんてこともよくありますので、仕掛けを落とした後の操作性が重要になってきます。
取り回しの良さと重なる部分もありますが、その短さのおかげで穴の中に直接釣竿を突っ込めます。
もう少し詳しく解説しますと、穴の中で釣竿を下向きにして仕掛けを操作することが可能です。
これにより、引っ掛かった仕掛けを小突いたり、根魚の強引に対して良い釣竿の角度でファイトすることが出来ます。
少し大げさに描いてますが、画像のように足場も悪く穴を釣っている場合なんかは、長い竿は角度が悪くなってしまいます。
釣竿のパワーがもっとも活かされるのは魚に対して約90度でやり取りする時となりますので、根に潜ろうとする根魚を根から引き剥がすパワーを発揮できるのが短竿の利点となります。
安価である点も重要
やはりタフに使いますし、足場が悪いという釣り場の特性上、破損や紛失する危険があります。
使い捨てのように釣竿を買えるブルジョアならいざ知らず、私のようなボンビー釣り人とって、価格が安いというのは大変魅力的です。
実売価格は1,300円程度ですので、破損したとしてもまだ笑えます。
なので、強気に攻めることが出来ます。
この点はかなり大切で、100均のジグ然り、ガンガン使用することが釣果に繋がるのでしょう。
余談ですが、3歳の子供にこの釣竿を持たせ、小型スピニングリールを取り付けて、ちょい投げのキス釣りをしたことがありますが、子供の釣竿としてもジャストサイズです。
もちろんマイクロガイドですので投げ釣りには向きませんが、安価であることで「壊されても良いや」と快く子供にも使わせてあげられるので、子供も大喜びでした。
極光テトラDX110Mは使える!
個人的には大満足の釣竿です。
ほんとに買って良かったと思えます。
色々書きましたが、個人的に一番楽しいのは魚とのファイトです。
竿が短いので、大物がかかると体全体を使って魚とやり取りする感覚が味わえます。
短い釣竿が満月を描くようにしなるのはとても楽しいですよ!
ブラクリと餌を持って最小装備で釣り歩くことが出来るので、手軽に釣りができますし、防波堤の足元なんかを探るのにも使えますので、サブの釣竿として、ロッドケースには入れておきたいですね(*^^*)
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是非読んで見て下さいね(^-^)v