ダウンショットリグってご存知ですか?
バス釣りなんかではすごいメジャーな仕掛けなんです。
道糸に針を直結し、道糸の終点にはオモリを付けます。
道糸が常にピンと張った状態になりますので、感度も非常に良好です。
過去の記事でも紹介しているノーシンカー釣法の最大の弱点である、飛距離を補うことができます。
(ノーシンカー釣法についてはこちら↓↓↓)
ダウンショットリグとは
最初にも書きましたが、バスフィッシングにおいてはメジャーな仕掛けです。
しかし、太刀魚は底ベタではなく底より少し上のほうに居ることも多いので、本家バス釣り用のダウンショットリグとは少し違います。
ものすごく簡単に図にしてますw
本家ダウンショットリグとの違いとしては、実際のハリス部分の上下をウキ止めゴムと絡まん棒で挟んでいるところでしょうか。
もちろんこれらの仕掛けも簡単に自作出来ます。
太刀魚用ダウンショットリグのdiy
上記ノーシンカー釣法の記事でも記載しているとおりに、ワイヤーと針部分を作成します。
※その際、可能な限り道糸接続部分の輪っかを小さくします。
これでハリス部分は完成です。
ね!簡単でしょ?w
(フックのワイヤーへの詳しい接続方法は、ノーシンカー釣法のページをご覧ください)
ここから道糸に結束していきます。
ちょっと言葉にすると分かりにくいのですが、ウキ止めゴムと絡まん棒でハリスの輪っかを挟んでるイメージなんです。
この画像で伝わりますか?(^o^;)
なんとなく遊動式ダウンショットリグ的な感じですw
ゴムで挟んであるので、タナを随時変更出来ます。
一言でまとめると、ノーシンカー仕掛けにオモリを追加する形です。
ノーシンカーの持つ自然な誘いはそのままに、オモリをつけて飛距離を稼ぐ仕掛けとなります。
使用するタックルは?
私は8.4ftのエギングロッドにpe0.8号、リーダーにフロロカーボン1.5号を約2m接続しています。
このリーダーの長さがこの仕掛けのポイントとなってまして、竿の長さ分、ハリス位置を上下出来る訳です。
また、オモリはナス型の1.5号を頻繁に使用します。
なるべくオモリは軽い物を使用するように心掛けています。
潮の流れが速い釣り場では、3号程度まで使用することもあります。
ロッドアクションはどうする?
基本的にはゆっくりゆっくりのだだ巻きです。
海底の地形を感じながらリールを巻いてきます。
時折竿先を軽くシャクって、エサを海中でジャンプさせることもあります。
使用するエサについて
基本的にはキビナゴを使いますが、何故かこの仕掛けで狙う際にはサンマの切り身でヒットする事が多いです。
2本針でエサの1/3程度はユラユラと漂わせるイメージで使用します。
画像のような感じで主にエサを付けています。
針を刺していない遊びの部分がいい塩梅に誘いになっているのだと考えられます。
遊動式ダウンショットリグのメリットとデメリット
相手が生き物である以上、どんな仕掛けにもメリットとデメリットがあります。
釣りは人生同様、取捨選択が重要です。(言い過ぎw)
メリット
なんと言ってもオモリを使用するため、飛距離が出せます。
ノーシンカー釣法と比較しての最大のメリットと言えるでしょう。
飛距離が出ることにより、探れる範囲が飛躍的に増えます。
それだけ太刀魚に出会う確率が高くなると言えるでしょう。
もうひとつのメリットとしては、表層のエサ取りをかわせます。(ある程度ですが…)
オモリをつけて底まで沈めるので、ゆったりと沈めるノーシンカーと比較して、エサ取りに見つかることが減ります。
デメリット
メリットはすなわちデメリットにもなります。
エサ取りをかわして底まで沈めるのですが、イコール底付近しか探れません。
タナを調整しても、底から2m程度でしょう。
ただし、エサ取りが表層に乱舞している状況ですと、太刀魚はだいたいその更に下にいますので、メリットと捉えるか、デメリットと捉えるかは難しい所です。
太刀魚は活性が上がると表層付近まで浮いてきますので、釣り場全体がよく釣れている時には使えない仕掛けになると思います。
また、根掛かりが頻発するような海底の釣り場でも使いにくい仕掛けとなるでしょう。
※この仕掛けで何故かアカエイを釣った事がありますw
まとめ
- 太刀魚用遊動式ダウンショットリグ
- ある程度飛距離が出せる
- が、探れるのは底付近
- 活性が高い時には逆効果
色々な仕掛けが世の中にはあります。
釣り人はほんとに勉強熱心だと、私ですら感心します。
日進月歩で道具も仕掛けも進化していますが、個人的には、釣りで一番大切なものは想像力だと思っています。
海中の様子、海底の地形、道糸の流れ方、エサのアクション等、一投毎に想像することが上達への第一歩だと考えています。
とはいえ、私もまだまだドシロート。
皆さん、一緒に上達していきましょう!
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太刀魚の釣れる場所や時期に関してはコチラの記事をご覧下さいね(^-^)v