簡単に釣竿を作ってみたい!
費用はかけないで、身の回りにありそうなもので釣竿を作ってみたい!
とりあえずDIYしてみたい!
そんな時って、ありませんか?
自作の釣竿で魚を釣るのは、ある意味で釣り人の夢であり、原始的な趣味としての釣りの醍醐味ではないかと思います。
もちろん、私には釣竿作りのプロのような腕前はありませんし、所持している道具も一般家庭と同じようなものしかありません。
今回紹介する竹製の釣竿は、子供でも簡単に作れますので、夏休みの自由研究なんかにも良いんでないかと思います(*^^*)
是非お子さんと一緒に釣竿を作って、小物やザリガニ釣りに行ってみませんか?
※この記事では火入れ等の面倒な事は全てスルーしています。
本格的な釣竿作りをお求めの方には合わないと思われます。あくまでお手軽に釣竿を自作する方法を解説していきます。
竹で簡単に釣竿を自作する方法
竹で釣竿を作る時に一番重要で一番難しい事はたったひとつ、竹を見つけることです。
意識していない時には、よく見かけますが、いざ探すとなれば見つからないのが探し物です。
矢竹が良い。とよく色んな記事で見ますが、私にはどれが矢竹かわかりませんので、適当です。
短いのべ竿が欲しかったので、1m程の竹を選択しました。
本来は、1年程度乾燥させて、火入れをして反りを曲げて、と手間がかかる竹竿作りですが、今回は全て省略します。
用意する物
- 竹
- たこ糸
- カッター
- 木工ボンド
以上4点です。
今回作成するのは、ガイドもリールもないシンプルなのべ竿ですので、準備するものはとても少なく済みます。
竹以外は100均でも簡単に揃いますので、手軽にチャレンジできます。
竹を加工する
まだ葉もついている状態の竹(種類はわかりませんが…)を加工していきます。
葉を取り、枯れている部分をカッターで取っていきます。
この写真のような部分をカッターで平らになるように切り取っていきます。
全て切り取って、1本のなめらかの棒にします。
この写真では竹がかなり反ってますが、特に気にしません。
本来ならば、もっともっと乾燥させて、火入れをして反りを矯正していくんでしょうが、今回は竹の曲がりを活かした作りの竹竿にしましょう。笑
何もしなくても魚が引いてるみたいに見えますね(^_^;)))
たこ糸で持ち手を作る
お次は持ち手作りです。
釣竿ですので、せめてどちらが持ち手かはパッと見でわかるようにしたいです。
竹に道糸を結ぶだけでも楽しめますが、少し作業が入ることによって愛着も湧きます。
やることはとっても簡単。
持ち手側にたこ糸をぐるぐると巻いていきます。
この際、出来るだけ間隔を詰め、きつくたこ糸を巻いていくと見た目が美しく仕上がります。
コツとしては、たこ糸を巻き付ける部分をあらかじめ削っておくこと。
具体的には、カッターの刃を竹に対して垂直に当て、たこ糸を巻き付ける部分を軽く削り取ります。
そうすると、糸を巻いた時にずれにくくなります。
仕上げは軽く結んで、木工ボンドで固めました。
糸を巻いただけで一気に道具っぽさが出ました!
「握り」の部分があるだけで、自然物の使い勝手は大幅に向上します。
竹の端っこの部分がささくれだっている場合は、怪我の危険がありますので、地面をヤスリのように使いゴリゴリと削って滑らかにしておくと良いでしょう。
ドラクエしかり、マイクラしかり。
初めは木製の装備から始まるものです。笑
リリアン部分をたこ糸で作る
道糸や仕掛けを接続するリリアン部分を作ります。
のべ竿の構造をものすごく簡単に図で表すとこんな感じです。
竿先につけた「リリアン」と呼ばれる紐に仕掛けを直接接続します。
通常は、リリアン紐と呼ばれる、中心が空洞の紐を使用しますが、今回は適当にたこ糸で代用します。
リリアンにあたる竿先から伸びた部分を取り、そのままぐるぐるとその部分と竿先を覆うようにたこ糸を巻いていきます。
写真のようにきつく巻いていきます。
端っこを木工ボンドで接着すると、やりやすいかと思います。
先まで巻き終わると、簡単に結び、同じように木工ボンドで固定します。
木工ボンドは柔らかいので、使いやすいですよ!
リリアンの先は固結びで
糸がチョロっと伸びたままですと、魚がヒットした時に仕掛けがすっぽ抜けるので、たこ糸の先で固結びを2回程度繰り返し大きめのコブを作ります。
すると、この写真のようにリリアンが完成します。
ここまで来ると、竹製の自作釣竿は完成です。
見て下さいこの曲線美。
自然の反りを活かした匠の作りになっています。笑
今回の竹製釣竿の長さは約1m。
小物やザリガニ釣りに使いやすい長さです。
自作の竹製のべ竿で釣ってみる
さて、いよいよ実釣です。
こんな簡単な作りで魚が釣れるのか挑戦です。
今回もいつもの用水路へ行ってきました。
少し障害物に引っ掛かったりした時は、竹が折れるかもしれないという不安はありましたが、感度も良く、アタリもわかりやすかったです。
今回はアブラボテが無事に釣れてくれました。
短さ故か、それとも竹の性能か。
かなりダイレクトに手元にアタリが伝わってきてとても楽しかったです。
テナガエビ釣りなんかにも使えそうです(^-^)v
あまり大きい魚がかかってしまうと折られてしまうでしょうが…笑
自然と触れ合える遊びですので、夏休みの自由研究や工作なんかにも持ってこいだと思います。
用水路にも何らかの生き物はいますので、是非散歩がてら近所を散策してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
他にも釣りに関するDIY関連の記事も多数ありますので、是非読んでみて下さいね(*^^*)