どじょうが太刀魚に効果的なのは知ってるけど…
ちょっと気持ち悪くて触れない。
そんな人も多いかと思います。
どじょうを針に付ける時には袋なんかに入れて、地面に叩きつけて気絶させるのですが、なんとも残酷な絵面になります。
しかし、キビナゴには喰ってこない。
何を餌にしたら太刀魚は喰って来るんだ…。と思うことはありませんか?
そんな時には是非試してみてほしい餌があります。
太刀魚の意外な餌について
太刀魚は獰猛なフィッシュイーターです。
(おかっぱりからの太刀魚の狙い方の基本的な狙い方はコチラの記事で記載しています。)
ルアーやワームなんかにもガツガツくるほど、食い気のある時はアグレッシブな魚です。
餌釣りにおいて、一番メジャーな餌はキビナゴだと思いますが、秋も深まり冬になってくると、だんだんとキビナゴ餌にスレてきます。
※スレる=餌に反応しなくなること
そんな時は、手を変え品を変え色んな餌を試してみましょう。
サバやサンマの切り身なんかは使用する方も多いと思いますが、太刀魚狙いの場合、思わぬ餌がアタリになることがあります。
ベイトとして、イカを食べてることもありますし、釣った太刀魚の尾の部分にも食い付いてくる程獰猛な魚です!
サヨリを餌に太刀魚を釣る
サヨリです。
まさか!?と思うかもしれませんが、サヨリは立派な餌になるんです。
つい、サヨリは食べるほうが美味しいと思ってしまうのですが、人間が美味しい魚は太刀魚も食べたら美味しいんでしょうね…。
とはいえ、メインウェポンになるほど効果的な訳ではなく、あくまで奥の手のひとつとして捉えて頂ければ幸いです。
太刀魚に効果的な仕掛けについては、ノーシンカー釣法のページで解説していますので、そちらもご覧下さいね(*^^*)
サヨリを使った仕掛けについて
太刀魚狙いの餌でサヨリを使用する場合は、おそらくみっつの方法に絞られます。
- ウキ釣り
- テンヤ
- ルアー釣法
これらの仕掛けについて、順番に解説していきます。
ウキ釣りについて
これはおそらくあなたが思い浮かべる、通常の太刀魚狙いのウキ釣り仕掛けだと思います。
単純に付ける餌をキビナゴからサヨリに変えるだけ。
何も手間がかからないので、簡単にチャレンジできるかと思います。
サヨリはサイズが少し大きいので、水平針仕掛けをオススメします。
テンヤの引き釣りについて
テンヤはよくどじょうを付けて釣る仕掛けです。
どじょうが太刀魚の特効餌なのは、間違いないのですが、触れない人も多いと思います。
あの独特の感触と動き方は、慣れた私でも少し気持ち悪いと感じます。
そんな時には、どじょうの代わりにサヨリをテンヤに付けましょう。
この際、少しコツがあります。
ご存知のとおり、サヨリは下顎がかなり突き出ている身体となっていますので、頭の部分をハサミでバッサリと落とします。
そうすることによって、テンヤに付けるのにちょうど良い長さになります。
この絵のようにテンヤに付けると、ちょうど良いバランスとなります。
サヨリの長い尾の部分が良い誘いとなります。
私も実際にこの仕掛けで太刀魚を釣ったことがありますので、是非お試し下さい。
少し話が逸れますが、サヨリにはサヨリヤドリムシという寄生虫がついています。
かなり大きい寄生虫で、見た目は白いダンゴムシみたいな感じです。
そいつらが高確率でエラの部分にいます。
特に害はありませんが、見た目的に悪いので、釣ったら上の絵のように頭を落として持ち帰ると良いでしょう。
ルアー釣法について
こちらはキビナゴでよく使う釣法なのですが、かなり万能な仕掛けです。
まあ、仕掛けと呼ぶ程たいそうなモノではありませんが、キビナゴでルアー釣法をするとよく釣れます。
同じ理屈で餌をサヨリにしても使えますので、説明しますね(^-^)v
上の絵をみて頂けるとわかるのですが、ものすごくシンプルです。
シンプルイズベストの言葉のとおり、シンプルな仕掛けが一番よく釣れます。
仕掛けの作り方を簡単に解説
私の場合、道糸に三又サルカンを接続し、道糸の延長部分の針を目に通し刺しします。
サルカンのもうひとつの穴から少し長めにハリスを取り、孫針として背中辺りに引っ掛けます。
ポイントは、孫針のハリスを余らすことで、道糸本線の動きに影響が出ないようにしています。
風が強い時などは、サルカンの上にガン玉(オモリ)を付ける事もあります。
後はルアーのように巻いてくるだけ。
水の抵抗を受けて、いい感じにヒラヒラと泳いでくれます。
1度、日中にこの仕掛けを投げてみてください。
リトリーブして戻って来る時の様子を見ると、この仕掛けで魚が釣れる理由がよくわかると思います。
まさしくメタルルアーのような動き方です。
サヨリを餌にすることの是非
サヨリを餌として使用する際の1番の問題点は、コスパが悪い事です。
サヨリそのものも、数釣りが期待できる魚ではありません。
そもそも、サヨリは釣るのが難しい魚です。
回遊があり食い気があればそこそこ釣れますが、数釣りをするならば達人との差は歴然です。
小さな口に鋭い顎。仕掛けもすぐ駄目になります。
しかも!人間が食べてもとっても美味しいです!笑
太刀魚のアタリが一回あっただけで、太刀魚の鋭い歯で餌はズタボロになりますので、メインの餌として使用するにはいささか数が足りません。
サヨリは、あくまで基本はお持ち帰り用として。
太刀魚が釣れない場合に、奥の手として使用する形が良いでしょう。
サヨリが回遊している場合は、太刀魚はサヨリも補食しています。
実際にその釣り場、その環境でターゲットが補食している餌を使用して釣りをするのが、釣果アップへの近道だと思います。
マッチザベイトは常に意識しておきましょう!
太刀魚のポイントで釣れる魚はなんでも餌になる可能性があります。それこそ、太刀魚を太刀魚で釣る!なんて話もあります。
太刀魚を釣りたくてたまらない気持ちはよくわかりますので、太刀魚に効果的な餌を発見したら、あらためて紹介しますね!
太刀魚に最強の仕掛けであるノーシンカー仕掛けの作り方は、コチラの記事でも詳細に解説してますので、興味があれば1度読んでみて下さいね。