いつでも釣れる。どこにでもいる。実は高級魚のガシラ(カサゴ)は初心者にこそオススメのターゲット。味噌汁が最高です。

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釣り

ガシラは根魚と言われ、海底の根や構造物に住み着く魚です。

岩礁付近を主な住処としていますが、実は防波堤にもたくさんいます。

特に防波堤においては、少し仕掛けを投げた所。

すなわち船が航行できる場所の海底は綺麗に整備されていることがほとんどです。

青物やそういった類の回遊魚なんかは釣れますが、根魚やスズキ、チヌにおいては防波堤壁際、足元あたりでよく釣れるんです(*^^*)

Mama
Mama
美味しい味噌汁が飲みたいな!

ヨッシャ!ガシラ釣りに行くで~!
Mnn
Mnn

この記事は以下の方にオススメです。

  • ガシラを釣りたい
  • ガシラの仕掛けを知りたい
  • 根掛かりを回避するには
  • ガシラの究極の味噌汁

釣りビギナーの方が防波堤からガシラを狙う事を想定して書いていますので、少しでも興味があれば読んでみて下さいね(^^)d

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ガシラは初心者でも簡単に釣れる

まずはガシラ(カサゴ)の生態について簡単に

 日本近海を含む太平洋西部の暖海域に分布し、沿岸の岩礁や海中林などに生息する。食用魚としてさまざまな料理に用いられる。

Wikipediaより引用

近年はロックフィッシュゲームとして、ソフトワームで狙う釣り方も流行しています。

夜になるとエサを求めて巣穴から出てくるので、太陽が真上にいる日中よりは夜釣り、夜釣りよりはマヅメ時(空が白む頃や夕暮れの頃、いわゆる黄昏時。魚のお食事タイム)がよく釣れます。

何よりも特筆すべきは、淡白な白身魚でどんな食べ方をしても美味しい所ですね!

しかし、釣られすぎによる個体数減少が激しい魚ですので、小さいサイズはリリースしてあげましょう(*^^*)

ガシラの釣れる場所

基本的には余程フラットな砂浜なんかでない限り、どこでも狙えます。

海藻付近、岩場、防波堤足元や消波ブロック(テトラポッド)の隙間の穴なんかが狙い目です。

上述してあるとおり、ガシラの生息地=根掛かりしやすい場所となってます。

海中の海藻の位置なんかは、通い慣れた釣り場でもない限りなかなか把握出来ませんが、防波堤や消波ブロックには狙うべきポイントがあります。

ガシラを狙う際のポイント選びのコツ

防波堤においては、ロックフィッシュ狙いの場合の明確なポイントがいくつか存在します。

  • ケーソンと呼ばれる防波堤の継ぎ目
  • 船着き場の係船柱(ビット、ボラードとも呼ばれる船を岸壁につなぐロープを結ぶ杭みたいな物。防波堤に行くとつい片足を乗せたくなるアレです。)の周囲
  • 消波ブロックから波しぶきが出てくる所の穴

等々です。

根魚は明確に自分の住処を持っていますので、ポイントを狙う事はとても大切です。

詳細について1つずつ解説していきますね!

ケーソン付近

実は防波堤(波止場)は1つの大きなコンクリートではなく、いくつものコンクリートブロックの集合体です。

表面は当然、化粧目地埋めを施し隙間がないように(あっても極わずか)見えますが、海中では大きな隙間が開いてたりします。

海中のケーソンを分かりやすく示した図

図で示しているように、こういった継ぎ目にガシラやメバルなんかの根魚が、まるで集合住宅のように住み着きます。人呼んでガシラマンション

こういった安心できる住処にいる時に頭上からエサが降ってくると、ガシラはパクっと食い付いてきます!

根魚は住処を釣ることがとても大切です。

また、防波堤が海中の柱によって支えられている場合もあり、その場合は当然柱まわりが一級ポイントとなります。

柱での防波堤は、日本海に多いイメージがあります。(白杉漁港など)

柱で支えられている防波堤の図

係船柱(ロープをかける所)付近

係船柱とはそもそも何かわかり辛いと思います。

簡単に説明しますと

船と岸壁を結ぶロープをかける杭です。

港に等間隔に並んでいる杭です。

さらに言うと、夕暮れ時に港に行くとついつい片足を乗せたくなるアレです。

係船柱(ビット、ボラード)を分かりやすく示した図

なんで片足乗せてしまうんだろうか…
Mnn
Mnn

この係船柱がある場所の海底には、たいてい古いロープが沈んでいます。

海底に沈んだロープはそのまま藻場となり、魚の住処となります。

また、実際に船が係留されている場合でも、その船そのものが良いストラクチャー(障害物)となり、魚の隠れ家にもなり得ます。

※漁師さんが作業をしている場合は近くで釣りをしないようにしましょう。

テトラポッドの穴(波しぶきが上がる所)

テトラポッドなんかは、人工の根魚マンションです。

アイナメやギンポなんかも釣れます。

テトラの穴を釣る釣り方を穴釣りと呼ぶのですが、魚の家に直接エサを落とし込みますので、とても理にかなった釣法なんです。

比較的新しい港なんかでは、テトラが規則的に配置されていたりするのですが、不規則に配置されている場所も多いです。

この場合、肝になるのが波しぶきです。

波しぶきが出てくる場所というのは、海の中に直結しています。

すなわち、海水の通り道があるということです。

不規則に配置されている場所においては、穴の入り口はあっても仕掛けが海中まで届かない穴があります。

そこを視覚的に見分けるのに波しぶきを観察します。

テトラの穴を解説している図

また、根魚が一度住んでいた場所は魚にとって心地良い場所です。

次回釣りに行く時にも、また釣れる可能性が高い場所と言えますので、よく行く釣り場の釣れるポイントは覚えておくようにしましょう。

テトラは大変危険です。サンダルなんてもってのほか。直接テトラの上に登るのはできる限り控えましょう。夜釣りなんかでもテトラに立ち入ることは厳禁です。くれぐれも注意してください。

ガシラ狙いの仕掛け

上述したように、基本的には住処を釣ります。

すなわち、ガシラ釣りは根掛かりとの闘いとなります。

ブラクリ、胴付き、落とし込みなど様々な仕掛けがあります。

念のため1つずつ解説しますね(^-^)v

ブラクリ仕掛け

オモリと針がセットになっている仕掛けです。

最大のメリットはオモリと針の位置が同じことによる攻めやすさでしょう。

デメリットは見てのとおり、とても根掛かりしやすく、毎回ロストするのは当たり前の仕掛けです。

仕掛けそのものが小さくかさばらないため、必ず予備を用意しておくようにしましょう。

胴付き仕掛け

仕掛けの一番下にオモリがあり、途中のハリスからエダスと針が出ています。

針が自由に動くため、ガシラに対しても自然なアピールとなります。

食い込みも良く、道糸は常に張った状態のためアタリも取りやすい仕掛けです。

自作せずに購入した場合は、他の仕掛けと比較して値段が高い傾向があります。

オモリは3号程度の那須型の物が使いやすいでしょう。

※根掛かり回避策として、オモリの部分の糸を意図的に細くしてしまい、オモリはロストしても仕掛けは回収できるようにする捨て糸方式があります。

※無理に捨て糸を結ばなくとも、元からオモリに繋がっている部分の糸をキツく一重結びにし、その結び目にわざとダメージを与え(キンクを作る)、根掛かりした時はそのダメージが蓄積した部分で切れるようにすることも可能です。

落とし込み仕掛け

食い込みの良さはダントツです。

私がよくするのは、1.2号のフロロカーボンを50メートル程巻いた小型の両軸リールに短竿を組み合わせ、道糸にチヌ針を直結し、穴を狙います。

過去記事でも解説していますが、仕掛けへの添加物が少なければ少ない程魚の食い込みは良くなります。

短竿で20センチ程度のガシラが食ってこれば、竿が持っていかれそうになる程の衝撃です。

タックルが弱い分、スリリングなファイトが楽しめますよ!

ガシラ狙いの落とし込みの場合、エサを底付近まで落とす必要がありますので、少し重めのガン玉を針の根元に付けたりします。

エサは切り身が一番でしょう。

過去に岩カニを使用して穴釣りをしたことがありますが、岩カニが隙間に入り込み釣りになりませんでしたw

どんなエサを使用すれば良い?

ガシラは泳ぐのがそれほど得意ではありませんが、頭上からヒラヒラと落ちてくるエサには機敏に反応します。

サバの切り身、イカの短冊、オキアミ、岩カニなんかはとってもオススメです。

過去、冬の寒い時期に、アオイソメの房掛けで爆釣したことがあります。

冷凍キビナゴを半分にカットしたものも良く釣れます。(頭側なら目に針を、尾側ならカットした付近に針を刺します。)

私は良く太刀魚狙いの合間に短竿で根魚を狙います。

イカの短冊なんかはコンビニでも手に入りやすいのでオススメです。

どうしても食いが渋い場合に是非とも試して欲しいのは、フナムシです。

シラサエビ用の小さい網なんかで捕まえてエサにするとよく釣れます!美味しいギンポもよく釣れます。

ガシラの注意点

実はガシラのヒレには微毒があります。

捌いている時にヒレが刺さるとジンジンと痛みが続くのはこの微毒のせいなんです!

料理する前にはヒレをキッチンバサミで切り落としておくと良いですよ(^-^)v

あと、これはお願いなんですが、ガシラは年々魚影が薄くなってきています。

小さいサイズや、お腹に子供がいるガシラは出来るだけ逃がしてあげて欲しいです。

個体数を守るためにも、釣人みんなで頑張りましょう!

ガシラを使った料理

色んな料理がありますが、お刺身や煮付けなんかが有名ですね。

大きいならお刺身!

サイズがそこそこ大きい場合は迷わずお刺身です。

皮目をバーナーで炙って食べると最高です。

ガシラのゆず皮味噌汁!

ガシラのゆず味噌汁の写真

私の母が作ってくれるんですが…

個人的な最高のオススメは味噌汁です。

  1. うろこを取ります
  2. 頭の下から腹に向かってハサミを入れて内臓を出します
  3. ボディにエックス斬りを入れます
  4. 味噌汁にぶちこみます
  5. 刻みネギを入れます
  6. ゆずの皮をおろし器でおろして味噌汁に入れます

このゆず皮おろしが最高にアクセントになって美味しいんです!

味噌汁にすることにより、余すことなく食べてしまえるのもGOODです!!

ガシラは底や障害物に居着く魚ですので、漁の定置網なんかにはあまりかかりませんので、巷では高級魚です。

しかし、釣り人ならはガシラは簡単に狙えますので、是非釣って、一度食べてみて下さいね(^-^)v

美味しさが癖になりますよ~(^-^)v

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Mnn
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