これから釣具を買う初心者の方へ。
これらの記事なんかでも、散々安い釣竿を愛用していると公言している私です。
しかし、記事タイトルにもあるように、リールだけはソコソコ良いものを買いましょう。
理由は単純です。
たくさんある釣り道具の中で、リールだけは唯一の機械なんです。
リールの中には複数のギアが組み込まれ、素人目にはわからないほどの複雑なギミックがあります。
このギミックこそがリールの性能の良し悪しを決定するのです。
リールだけは品質がとても重要な理由
リールって、役割はとても単純です。
糸を効率的に収納し、糸を出す。そして巻き取る。
これだけなんです。
何故そこに性能が求められるのか。
1つずつ解説していきますね(^-^)v
糸がヨレたり絡まったりしないように収納する
糸を鋭角に折り曲げたりすると、糸に角がつきます。
糸を細い棒にきつく巻き付けると、糸がヨレヨレになります。
こういった事を防ぐのもリールの役割です。
とは言っても、この役割については必ずしもリールのギミックが必要な訳ではありませんので、リールのもつ効果のひとつ。と捉えて頂いて構いません。
スムーズに糸を放出する
リールを使うと、仕掛けを落としたり、キャストしたりする時にスムーズに糸が出ていきます。
この機能は特に初心者の方がわかるほどの違いはありません。安いリールでも基本的に問題なく使用できるでしょう。
毎回手で巻き取って、仕掛けを落として…
と繰り返していたら、時間がかかりますし、途中で糸が絡まったりして釣りになりません。
リールのないのべ竿なんかですと、基本的に竿の長さと同じだけの長さの糸しか使用出来ません。
リールを使用することによって、上述の糸を収納する機能と、糸を放出する機能を合わせて、深い所や遠い所に仕掛けを投入できるようになるのです。
しかし、このあたりは大抵激安リールでも備えている機能です。
むしろこの機能も満足に動かないようでしたら、それはもうリールではありません。
糸を力強く巻き取る
ここからがとても大切な機能です。
太鼓リールなど特殊なリールを除いて、ほとんどのリールにはギア比があります。
簡単にギア比について説明すると
例えば、リールのハンドルを一回転した時に、リールのスプール(糸が実際に巻き付いている部分)が何回回転するか。と言うことですね。
ギア比1:4などでしたら、ハンドル一回転に付き、スプールは四回転します。ということです。
単純に考えて、ギア比が高くなると巻き取る速さが速くなります。
※その分複数のギアを組み合わせてギア比を変えたりしますので、複雑な構造になることが多いです。
少し話がギアの方に脱線してしまいましたが、この巻き取る機能については、安い物はまったく使い物にならないことがあります。
小物だけを釣るならば問題ないことが多いのですが、往々にして初心者にこそ大物がかかります。
(ビギナーズラックですかね?!!( ; ロ)゚ ゚)
この大物がかかった時が問題です。
安いリールで大物を釣った経験がある人は共感してくれるかもしれません。
何が起きるかと言うと
リールのハンドルが回らなくなります
ここが一番大切です。
つまり、一切巻き取れない状態になります。
リールの軸が歪むと言うのでしょうか。
強い引きに対してリールが動かなくなります。
こうなるともう魚とのファイトどころではありません。
リールの剛性でしょうか。
安物との差が出る部分です。
ドラグ機構
上の内容とも被りますが、遠投用のリールでもない限り、通常リールにはドラグと言われるノブが備わっています。
リールはスプール部分が独立した構造です。
糸を思いきり引っ張れば、スプール部分のみが逆回転して糸が出ていきます。
この引っ張る力に対して、どれくらい耐えるか。と言うのがドラク性能です。
もし、遠投用のリールのように、このドラグ機構がなく、スプールの動きがハンドルの動きに連動するとしたならば、ハンドルを持ち続けた場合はたちまち糸が切れてしまいます。
いい塩梅で糸を出し、魚を疲れさせるための機能なんです。
とくに大物相手では役に立ちます。
安いリールのスプールの上の部分のノブをめいいっぱい時計回しにしてドラグを締めて、思いきり糸を引っ張ってみて下さい。
ドラグ機構がまったく役に立っていないことがわかるはずです。
初心者はどんなリールを選べばいいのか
この記事で言うダメなリールとは、安物の釣竿セットなんかに付属しているリールの事です。
リールのボディもプラスチック。そんなリールです。
しかし、もちろん安くても良いものはあります。
選択肢としては、おそらく2つになってきます。
- プロマリンなどの安いけど程良い物をバランス良く作るブランドのリール
- 有名ブランドの中古リール
もしも、新品が良い!となるのであれば、プロマリンなんかにはソコソコ安くても良いリールがあります。
このあたりは巻き取る力も強く、ドラグ性能も優れています。当初から海上釣掘で使用することを想定しているだけあって、能力にも申し分ありません。
ベールのベアリングが錆びやすい等々、欠点はある程度ありますが…
それでも、この値段です。激安リールと言っても過言ではありませんが、この場合は品質に、さすがプロマリンと言うほかないでしょう。
他には、中古製品に抵抗がなければ、旧世代のSHIMANOのリールなんかが視野に入ってきます。
SHIMANOのアルテグラやツインパワーなんかはとても良いリールです。
こんなリールが、型落ちというだけで信じられないような値段で手に入ります。
しかも、持っているだけで、釣り人からは「お!アルテグラやな!」等々認知してもらえるので、かなりオススメです。
※SHIMANOのSTELLA(最上級グレードのリール)は中古でも高すぎて買えん!笑
参考までにリンク貼っときます!笑
まとめ
色々書きましたが、やはりリールは性能を重視する必要があること。
そのため、ある程度値段もします。
が、定評のある安価ブランドの製品や、有名ブランドの中古品を選択肢に入れることで、安く入手できます。
釣り道具セットに入ってるようなリールはまず使い物になりませんので、早急に買い換えたほうが良いでしょう!
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仕掛けに関する記事なんかもありますので、是非読んでみて下さいね!
釣竿は安いものが好きです!笑