中国製の激安釣竿は折れるのか。折れないのか。
そもそも使えるのか…。
そんな疑問にお答えします。
「釣り道具は高いものを買うほうが良い。
高価なものを買うと大切に扱うしきちんと手入れもする。
初心者程、高価な釣竿を買うべきだ。」
という意見をネットでよく見かけますが、果たして本当でしょうか?私はそうは思いません。
私は、昨年の遠征で手持ちの中で一番高級な竿の穂先を折ってしまいまして…(ホテルのエレベーターに引っ掛かったorz)
独身時代に買った釣竿でしたので、今はあんな高いものは買えません…。
なので、なんとかお小遣いで買える範囲の釣竿を探すことにしました。
大切な釣竿を折ってしまったので、安くてオシャレでタフに使えるロッドを探しはじめ、たどり着いたのが中国製の激安釣竿だったのです。それからというもの、中華産激安釣竿の魅力にとりつかれています!笑
まずは結論から。中華激安ロッドは壊れる?使える?
自分がもしもこの記事の読者なら、この記事に何を求めるだろう?と考えたところ、まずは途中の話よりも結論を求めますよね。
で、使えるの?使えないの?
壊れるの?壊れないの?ってな感じで…!
はい。答えはめちゃくちゃ使えますし楽しめます。
少なくとも現時点では壊れてません。
一部想定内の故障もありましたが、許せる範囲でした。
一昔前までは、メイドインチャイナの釣竿と言えば作りは粗悪。耐久力がなくすぐ壊れる。見た目が安っぽい。そんなイメージでしたが、現在はずいぶんと改善されています。
見た目も独特で個性的です。お金持ちの中国らしく、デザインに高級感があります。
日本の釣竿って、基本的に黒色ばっかりなんですが、中華ロッドはとにかく派手ですw
ブランク(釣竿の竿の部分)はカラフル、ガイド(道糸が通る穴)も虹色。のようなデザインもあり、とにかくおしゃれに見えます。
とても10,000円以下の釣り竿とは思えません!(*゜Q゜*)
今回釣竿を購入するに当たって、色々調べましたが、あまり詳しく解説している記事がありませんでしたので、実際の感想なんかをお届け出来れば!と思っています。
Made in chinaのロッドについて
さて、私が購入したのは、SHENGHEのARCTIC FOXというFOXシリーズの釣竿と、ゴチュールのコンパクトロッドです。
多分、両ブランドともに知ってる人のほうが少ないでしょう。
特に前者のブランドなんて、買うまで知りませんでした。むしろ、買った今でも正しい読み方がわかりませんw
シェンシー?シェンヒー?(*゜Q゜*)何て読むんだ?
中華ロッドのスペック
実際の商品に記載されているカタログスペックは以下の通りです。
文字にして書いてみると凄い格好良い!!笑
Shenghe arctic fox
- 2ピースロッド
- ロッドパワーミディアム&ミディアムヘビー
- 全長7ft(210cm)
- 仕舞い寸法109cm
- 重さ143g
- ルアーウェイト5-15g
- ライン5-20lb
- カーボン素材
実際に手に持って見ると、中国製ロッドにありがちな細過ぎて頼りない感じはなく、少し男らしさすら感じる肉厚なボディです。
ルアーも楽に30gは投げれそうです。
ダイソーの28gのメタルジグをよく使用していますが、まだまだ余裕があります。
しかも、2分割できるロッドの竿先部分がミディアムとミディアムヘビーの2セット付いてきます。
持ち重りがするほどではありませんが、間違いなく143g以上はありそうですw
GOTURE RIGEL
- 8セクション振り出し式テレスコピックロッド
- ロッドパワーミディアム
- 全長252cm
- 仕舞い寸法43cm
- 重さ189g
- ルアーウェイト7-21g
- ライン4.5-9lb
- カーボンファイバー
最初の感想は、継ぎ数が多い!8本継ぎってなんだこれ!でした。
実際に伸ばしてみた感想は凄い固い。軽く曲げてみると、継ぎ目部分を起点に曲がっている感じさえします。
体当たり実験ブロガーではありませんので、どこまでの負荷に釣竿が耐えれるか等の実験はしませんが、感覚的には固さ故の脆さを感じます…。
実際の感覚、実釣を経て気付いたこと
もちろん実際の釣行でもメインで使用しています。
特に気に入っているのはfoxロッドで、私にとってはメリットしかありません(^^)d
中華釣竿としては少し高級な部類に入るので、お試し感覚で購入する人が少ないのでしょう。
まず、どこの釣り場に行っても他の人と釣竿が被りません。
これって私の中ではかなり大事な事でして、SHIMANOなんかの有名メーカーの入門竿(ルアーマチック等)は、たいていどこの釣り場でも使用している方がおられるのですが、この中華竿はほんとに誰も使用していません。
所々に金色の装飾が入り、高級感すら溢れています。
この竿を初めて見る友人の反応もかなり良いので、なんだか限定の一点物を持っている気すらしてきますw
また実際、このロッドにノーシンカー仕掛けで80cmクラスの太刀魚や中サバを釣り上げています。
(ノーシンカー仕掛けについてはこちらです↓↓↓)
やや先調子で、太刀魚やサバの引きを大変楽しむことが出来ました。
残念ながら、ガイドはSicガイドではないです。が、まったく問題はありません。
もちろん、高さのある防波堤からタモも使わずに太刀魚を抜き上げましたが、現時点では壊れる事なく使用できています。
まだ大型の青物と格闘はしてませんが、ミディアムヘビーのディップを選択すると楽しめるのでは、と考えています。
少なくとも10回以上使用しておりますが、ヒビや欠け、破損している部分はありません。また、色落ち等の劣化もありません。もちろん、ガイド部分の摩耗もありません。
もう1つのゴチュールのパックロッドは、なんと釣行1回目でトップガイドがポロリと取れてしまいました。
釣りが終わってロッドを短くしている時の事です。
おそらく、先端のガイドを元竿に納竿した時に強い力がトップガイドにかかってしまったのでしょう。製造時の接着の甘さが露呈しました。
帰宅後、瞬間接着剤で補修してからはそのようなことになってませんので、許せるレベルの故障です。
念のため他のガイドのぐらつき等も確認しましたが、特に問題はありませんでした。
継ぎ数のかなり多い振り出し竿ですので、素早くロッドを操りルアーにアクションをつけるような釣りには向いてないです。だるんだるんしますw
根掛かりに気付かずシャクッたりしたら、一発で壊れそうな雰囲気があります。
私は、ちょい投げで置き竿にするロッドのつもりで購入しましたので、操作性に不満はありません。
しいて不満をあげるならば、小さいキスがかかっていた時に、アタリに気付けなかったことくらいですかね…。
とってもコンパクトになりますので、旅行でちょっと釣りをしたい時や、電車釣行なんかのお供に良いと感じました!
最悪、折れても笑えますので、アナゴ狙いの置き竿なんかにも良いかもしれません。
(アナゴの釣り方に関する記事はこちら↓↓↓)
耐久性は合格です
ガイド部分なんかのステンレスは、見た感じ錆びそうな雰囲気がありますので、マメなお手入れが必要ですが、現時点では致命的な故障はありません。
使って放置とかを繰り返してると、半月位で錆びが浮いてくるかも…(どんな釣竿でも駄目ですが)
私にとって、釣行後の道具掃除は毎度のルーティンですので、現時点では錆びてません。
※少し過剰に掃除してる感じは否めませんが(^_^;)))
釣り場でも特に意識した取り扱いはしてませんので、コンクリートに直置きなんかもしております。
立て掛けた状態で魚の引きにより倒れたこともありますが、現時点で致命的な傷、壊れた箇所は確認できません。
今後、壊れたりした場合はまたあらためてご報告します。
【追記】
更新時点で購入後1年以上経過しておりますが、ばっちりタフにつかえております。
私が今回の釣竿選びで注意した点
今回は、耐久性を重視していました。
某中古釣具屋さんに掘り出し物がないか見に行った時、中古の中華ロッドコーナーが用意されていました。
アジングロッドよりも細いものもあり、見た感じ信用出来ません。
さらに、ディップの継ぎ目に小さい傷があったり…。背中側なので、ぶつけた訳ではなく、おそらく強引の負荷によるものかな、と推察しましたが。
やっぱり繊細なものは日本製に分がありますね(^-^)
いくら安いとはいえ、すぐに壊れると困ります。
太めの釣竿は少し重かったですが、持った感じも頑丈そうでしたので、重い=鈍い=強いと考え、カタログスペックで同レベルの釣竿よりも重たいもの、より重たそうに見えたものを選択しました。
結果的に、その選択は正解だったようで、私は非常に満足しています。
まとめ
- 中国製釣竿はオシャレ
- 意外と丈夫
- 釣れる
- 折れても平気
- 一回は使ってみて欲しいです
コストパフォーマンスは最高な気がします。
が、釣竿が折れなかったら買う機会がなかったかもしれません…笑
是非一度お試しあれ!
今回私が実際に購入した釣竿はコチラ↓↓↓
太刀魚ノーシンカー仕掛けと相性バッチリです!
是非記事をご覧下さいね(^-^)v