簡単なようで奥が深いサビキ。
釣れる魚はほとんど美味しいサビキ。
一度は飽きてきますが、初心者を抜け出したあたりからサビキは再び面白くなってきます。
この記事ではこんな事を解説します。
- サビキでたくさん釣りたい
- 人よりも多く釣りたい
- 周囲は釣れてるのに何故か釣れない
- サビキ釣りのコツ
- 釣れてる人と釣れてない人の違い
少しでも興味があれば是非読んで下さいね(^-^)v
どうしてサビキには長い釣竿が良いのか
いきなりタイトルでネタバレしてしまっていますが…。
同じ防波堤で、同じサビキ仕掛けで釣りをしていて、釣れている人と釣れていない人の差は何なのか気になりませんか。
複数要因はあるのですが、実はその違いは釣竿そのものの長さにあります。
根本的すぎる部分になるので、よく見落としがちですが、釣果には明らかな差が出ます。
個人的な感覚ですが、よく釣具屋さんに売っているような、初心者向けサビキセットの釣竿の長さは、長くても2.5m程度です。
また、入門釣竿として人気のバスロッドなんかは1.8m程度が一般的です。
これでは長さがぜんぜん足りません。
それは何故か。
要因を解説していきます。
そもそも回遊魚は岸壁ギリギリまで寄って来ない
さびき仕掛けでのメインターゲットとなる小さい青物(アジ、サバ、イワシ等)は、そもそも岸壁ギリギリを泳いでいません。
岸壁の藻などに発生したプランクトンを食べるために岸壁近くには寄って来ますが、岸壁ギリギリまで接岸することはほとんどありません。
なぜかというと、岸壁に張り付いているのは、藻やイガイ、カニなどです。
そもそも回遊魚たちの食べ物ではないのです。
しかも、岸壁に張り付いているイガイやカニを狙って、壁際ギリギリにはチヌやスズキが潜んでいます。
彼らは獰猛な捕食者ですので、回遊する小魚たちは彼らから、若干距離を置いています。
しかし、上述したように、プランクトンを食べるために近くまでは寄ってくるため、サビキ釣りが成立します。
コマセ(仕掛けのカゴに入れる撒き餌)の力で群れ全体が足元まで寄ってきているような場合は、誰でも入れ食い状態になります。
しかし、たいていの場合は岸壁から2~3m離れた所を回遊している事が多いです。
短い釣竿では、そもそも仕掛けを魚の目の前に届けることが出来ません。
後少し釣竿が長ければ釣れているのになぁ…
と思う事がよくあります(((^_^;)
短い釣竿でも釣りたい時は
短い釣竿で沖目を攻める方法として、ウキ投げサビキ釣りという仕掛けもあります。
サビキ仕掛けの一番上の部分に10号程度のウキを付けるだけで完成です。
上述しているように、少し沖を回遊している魚たちを狙い打ちに出来ます。
短さの不利な部分は補うことが出来ますが、投げて、巻いて、という作業が伴うので、手返しはかなり悪くなります。
魚を掛けて巻いてきて、魚を外してもう一度投げたら群れが既に移動していた。なんてこともよくあります。
また、近くに釣れている人がいる場合、その人のタナ(仕掛けを沈める深さ)をよく観察しましょう。
底付近まで仕掛けを沈めて釣っている場合でしたら、ウキもついていないそのままのサビキ仕掛けを軽く投げてみるのもアリです。
この仕掛けはこう使わないといけない。みたいなルールは釣りには特にありません。自然相手ですから全ては自由です。(もちろん、こうするとより良いよ。みたいなものはありますが。)
なので、サビキ仕掛けを投げても良いんです。
ひらめきは大切にしましょうね!
サビキ仕掛けはたいてい長い仕掛けになる
サビキ仕掛けって、かなり長くなります。
この画像のような形です。
カゴの位置は針の上に付ける上カゴ方式、画像のような下カゴ方式とありますが、仕掛けそのものは、魚をたくさん釣るという特性のため、どちらの仕掛けでもとても長くなりがちです。
そのため、バスロッドなんかの短い釣竿では、釣竿をめいいっぱい上に伸ばした状態でも、仕掛けが地面についたまま…。なんてことが起こります。
こんな画像のような状態では、目の前に柵があったりすると海に仕掛けを落とせず釣りにすらなりません…。
ルアーフィッシングでない限り、海の釣りで使う釣竿は3mは欲しいですね!
太刀魚のウキ釣りのように、ウキ下の仕掛けが長い釣り方を考えているのであれば、投げ竿を購入すると良いと思います。
こちらの記事で紹介しているプロマリンの釣竿などは、とても安いのでオススメです。
一度読んでみて下さい(^-^)v
こここらは少し番外編になります。
他の人よりもサビキでたくさん釣るコツ
この極意はサビキに限らず、撒き餌を使う釣り全てに言えることなんですが、釣り座選びが重要になってきます。
何も考えずに釣りをする場所を決めるのではなく、よく潮の流れを見ましょう。
釣り座は潮下に限ります!
この絵を見ていただければわかりやすいと思うのですが、このように潮が右から左へと流れている場合、当然海中の撒き餌も潮に乗って流れます。
魚はこのコマセを辿って餌によって来ますので、よりたくさんのコマセが流れてくる潮下側が圧倒的に有利になります。
簡単にいいますと
他人の撒き餌を利用するんです。
撒き餌の効果として、魚を寄せること、そして、その場に魚を足止めすることがあります。
この絵の状況になれば、あなたが魚を釣り上げて、その魚をクーラーボックスにしまっているその瞬間も、潮上から流れてくる撒き餌のおかげで魚を足止めできます。
このように、潮の流れを意識するだけで、その日の釣果は変わってきます。
サビキでたくさん釣るための大切なコツ
前述していますが、サビキで狙う魚は回遊魚です。
1ヶ所に留まることなく、基本的には広い海のなかを回遊しています。
当然、今まで目の前にいたとしても、すぐに違う場所に移動していくのも回遊魚の特徴です。
そんな自然の行動を無理やり変えることが出来るのがコマセです。
具体的に言うと、サビキで釣り上げて魚を外している間に、魚をそのポイントに留めておくためにコマセを投入します。
釣り上げたら、まずはコマセを巻いてから魚を外します。
この行動をしている方はあまり他に見かけません。
ですので、このことを意識するだけで、釣果は変わってきますので、頭の片隅に入れておいて下さいね(^-^)v
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実践的な釣りのオススメ記事は他にもあります。
全て肌で感じて経験してきた事ですので、有用だと思います!是非一度読んでみて下さいね(^-^)v