コロナ禍における「密」の回避により、気軽に屋外で他人と距離を取って楽しめるレジャーとして、釣り人が非常に増えてきました。
体感でも、ここ4、5年で一気に釣り人口が増えた気がします。
釣り仲間が増えて大変喜ばしいことですが、釣り人口の母数が増えてきたからか、最近はニュースで釣り人のマナーの悪さを報じる番組もよく見かけます。
とっても悲しいことですね…
自分自身がそういった迷惑な釣り人にならないように、釣り初心者が注意すべきことを簡単にまとめました。
目次から内容を理解してもらえることを意識して、この記事を書いています。
この記事はこんな方にオススメです
- 釣りのマナーがわからない
- 釣り場で怒られた事がある
- 初心者にもわかりやすく解説してほしい
1つでもあてはまれば読んでみて下さいね(^^)d
釣りにおける迷惑な行為、行動とは
釣りの人口が増えてきた事に比例して、他人に迷惑をかける釣り人も増えています。
初心者からベテランまで入り交じり、波止場が激混みとなる太刀魚釣りシーズンなんかは、特に注意したいですね!
釣りも人生も同じですが、隣人に感謝し良き仲でいたいものです。
今日は私が実際に見たり経験した迷惑な行為をお話しますね。
たまに変な人がいるのは事実ですが、優しい人も多く、釣り場でも色々な出会いがあります。
釣りは性格が出るので楽しいですね(*^^*)
少しのスペースに無理な割り込み
特に太刀魚シーズンとなると多いです。
実際に釣りに行くと毎回こういった人を見かけます。
釣り人のマナーの悪さにより、たくさんの釣り場が閉鎖していってるのも原因のひとつでしょうか。
各々のパーソナルスペースの感覚の違いなど、色んな理由があると思います。
特に、元から釣り座にいた人が、ウキ釣りをしている場合などは要注意です。
縦の動線で仕掛けを投げて回収するルアーやワインドのような釣りと違い、ウキ釣りは潮に乗せて横に仕掛けを動かす釣りです。
そもそも釣り人が要求するスペースの概念が違います。
浮き釣りをしていた所にジグを投げて仕掛けが絡まって…
みたいな場面はよく目にします。
絵をみてもらえればわかりやすいかと思います。
BさんはAさんの隣にスペースを見つけ、そこに入りましたが、Aさんは実はそこにウキを流していた。という形です。
スペースへの割り込みを回避するためには
とっても簡単な事です。
もしあなたがBさんの立場なら
挨拶をすれば良いだけです。
「こんにちは、釣れますか。」
「隣に入っても良いですか。」
たったこれだけです。
その時の反応で、変な人と感じたら別の釣り場所を探せば良いのです。
Aさんの立場なら
「ウキを流してるのでお祭りするかもです」
と言えば、たいていの人は理解してくれます。
それでも無理やり入って来るようでしたら、残念ながら常識の通じない人と割り切って、帰ったほうが良いです。
釣り道具には刃物なんかも含まれます。
もしも、揉め事にでもなれば損をするのは自分です。
趣味で怪我なんかしてられませんしね(^-^)v
ただし、ほとんどの場合は挨拶1つで物事が円滑に進みます。
釣りも仕事も変わりませんね!
釣竿をたくさん並べて陣取る人
夏のシロギス狙いの投げ釣りなんかでよく見かけます。
竿を5本位等間隔に出して陣取ってる人。
いつも、同時に複数の竿に大物がかかったらどうするつもりだろう?と思って見ています。
空いている場所ならまだしも、混んでいる日にやられたらたまったもんじゃありません。
しかも、こういう場合、色んな角度に仕掛けを投げ込んでいることが多いので、少し離れた場所で釣りするのも危険です。
この図のように、扇状に仕掛けを投げ込んでいるパターンが多いです。
最近はほとんどの釣り公園なんかでは、1人が出せる釣竿の上限が決められていますので、ご注意下さい。
たくさん竿を出している人を見かけたら
残念ながら、混んでいる状況でこんなことをしている人には常識が通じません。
(釣竿投げてビール飲んでたりしたら最悪)
その人からはかなり離れた所で釣りをするようにしましょう。
漁港の波止場でバーベキュー
夏の波止場でたま~にいます。
漁港なんかで足場が良く、車を釣り場に横付けできるような所が彼らのスポットのようです。
基本的に、足場が良くアクセスも良い場所というのは誰かが管理をしています。
考えても見てください。
人の手が入らなければ雑草は伸び放題、その場所はみるみるうちに野生化します。
今回の例で言いますと、漁港は漁業組合が管理しています。
車で入れると言っても、本来は漁業関係者の仕事場です。
もしかしたら、私が見たその方は事前に許可を取っていたのかもしれません。
しかし、少なくとも私を含めた周囲の目には好意的に写らなかったです。
もし、釣りとバーベキューをセットで考えておられるのであれば、そのように整備されている場所へ行かれる事をオススメします。
関西でしたらフィッシングパーク高島の泉なんかがオススメです。
大阪市内からのアクセスもよく、釣りもBBQも楽しめますので、こういう施設にきちんと行きましょう(^^)d
遊び盛りの幼い子どもを夜釣りで放置
迷惑というよりもむしろ危険です。
釣り場には危険な事がたくさんあります。
パッと思い付くだけでも
- 海に転落する危険
- 釣れた毒のある魚
- 捨てられた仕掛け
- 鋭い釣り道具
- 他人がキャストする瞬間
などなど、枚挙すればキリがありません。
目を届かせているつもりでしょうが、ふと子どもに目が届かなくなった瞬間があります。
私も実際、日中の事ですがヒヤッとした経験があります。
息子を釣りに連れて行った時、息子の釣竿に大きな魚がヒットしました。
が、その瞬間私は餌の付け替えをしており、息子の異変に気が付かなかったんです。
魚に引きずられるように波止場の端でバランスを崩している息子を見たときは、心臓が止まるかと思いました。
大人なら、そんなに引きずられるなら手を離せばいいじゃん!と思うかもしれませんが、息子は何故か釣竿だけは固く握りしめていました。笑
その出来事以来、息子を釣れていく時は、必ずフィッシングベストを着せて、柵のある安全な釣り場を選ぶようにしています。
少し話が逸れましたが、少なくとも自分で釣りが出来ない間は、子どもを夜釣りに連れていくのはやめておきましょう!
サビキのコマセ(アミエビ)の汚れを放置
これも毎回見ます。
初心者の方程、意識しておいたほうが良いかもしれません。
魚が釣れて早く家に帰りたい気持ちも大変わかります。が、帰る前にもう一度、自分が釣りをしていた場所を確認してみてください。
ゴミは当然見てすぐわかるので、持ち帰り忘れていることに気が付き、ほとんどの方が持って帰ります。
問題はサビキなんかのコマセに使うアミエビです。
たいていの場合、コマセは大量に使用します。
また、釣りをしている途中はなかなか丁寧に扱えないので、周囲に飛び散ったり、こぼれたりします。
実はこのアミエビ、乾くとものすごい悪臭を放ちます。
ハエなんかも寄ってきますので、衛生的にもよくありません。
なのに、意識していないと自分で汚したことにすら気が付かないんです…
どうすれば釣り座を汚さないのか
釣り座を汚さない。考えは大切ですが、現実問題汚さないで釣りをするのは難しいでしょう。
魚が釣れたら魚の体液や血でも汚れます。
イカが釣れたら墨で汚れます。
汚さない。ではなく原状復帰を意識しましょう。
具体的には、帰る前に海水を汲み取り自分の釣り座に撒きます。
この時、上からバシャッと撒くのではなく、海の方へ押し出すように海水を撒きます。
帰る前には海水を撒く!ことをルーティンにしていけば、あなたの後にその釣り座に入る人も気分良く釣りをすることが出来ます。
迷惑行為の加害者にも被害者にもならないために
今回は具体的な事例をあげて説明しました。
だいたいここで上げた事例を覚えておけば、トラブルに遭遇する確率はグッと減るでしょう。
大切なことは他者への思いやりです。
せっかくの楽しい釣りを、たくさんの人で共有したいですね(^^)d
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