道具にお金をかけるか否か。
釣りとは、いえ、趣味とは基本的にお金がかかります。
あまりお金をかけたくない方や、どんなロッドを買えば良いのかわからない方も多いと思います。
あまりお金をかけない釣り道具と言えば、まず筆頭に上がってくるメーカーが、このプロマリンでしょう。
過去に書いた中国製釣竿に関する記事でも触れましたが、私は現在中国製のよくわからない釣竿をメインで使用しており、釣竿に関しては、安かろう悪かろうとは一概に言えないことを実際に体感しています。
(釣り味の感度や、繊細さはもちろん高級品には遠くおよびませんが…)
しかし、メイドインチャイナ製品は壊れるという印象をお持ちの方も多いと思いますので、本日は、激安釣竿の中でも日本の会社が卸売りをしているトレンドキャスターについて説明しますね(^-^)v
トレンドキャスターって実際のところは使えるの?破損部分も正直にお伝えします。
まずは結論からお伝えします。
実際に私はトレンドキャスター20-300を5年以上使用していますが、不便に思ったことはありません。
※20-300の表記は、錘適合号数20号、長さ3mという意味です。
そもそもプロマリンとは浜田商会という会社のブランドです。
同社は釣り道具の卸売りの会社ですので、中国などから安く仕入れ、自社ブランドとして釣具を販売しています。
安くてしっかりしたブランドとしての地位を築いています。
私自身プロマリン製品を複数所持していますが、その中でも特にお気に入りなのが、今回紹介するトレンドキャスターと極光テトラの2つです。
(極光テトラについては、コチラの記事で解説しています。)
双方ともに大変安く、なおかつ楽しい魅力たっぷりの釣竿です!
私の使用しているトレンドキャスターのカタログスペック
- 規格 20-300
- 全長 300cm
- 継数 3本
- 仕舞寸法 112cm
- 重さ 212g
- 適合錘 15号~20号
- 素材 グラス
どちらかと言えば、グラス竿らしく鈍重な釣り竿です。
使用感は昔の釣竿というイメージが合うかもしれません。
擬音で説明すると、グラスロッドらしくグニャリと曲がりズシリと重い釣竿です。
手に持った瞬間から、「ああ、この釣竿は頑丈だわ」と感じると思います。
実際にトレンドキャスターを使い続けてみた感想
太刀魚狙いのウキ仕掛けの釣竿として、キス狙いのちょい投げ仕掛けの釣竿として、実際にトレンドキャスターを数年使用してきました。
主にナイロンラインを使用し、ハードな使い方をしてきましたが、現時点で破損しているのは尻栓のみです。
この尻栓は破損というよりも、直置きによる摩耗と言ったほうが良いかもしれません。
ゴム部分に穴が開いてきたので、自力でパテ埋めしました。
この竿尻部分については、安価な釣竿はだいたい駄目になってきますね。
それと、一番手元に近いガイドの外側はかなり傷付いています。
こちらについても、原因はおそらく地面に直置きしたりと、乱暴に扱っているからだと思います。
この釣竿の良いポイント
深い青色の釣竿です。竿先のディップ部分はグラスソリッドで色は白、ボディは薄い光沢の入った濃い青という見た目が気に入っています。
青い釣竿ってあまり釣具屋さんで見かけないんですが、初めてトレンドキャスターを発見した時は、青い!安い!と思わず購入してしまいました(^_^;)))
そこから長いお付き合いに至る訳ですが…。笑
太陽に照らされると、とても綺麗な色をしています。
今回の写真は実物を撮影したものです。
この見た目が良いんです(^-^)v
格好いいでしょう!
とても2000円程度で買える釣竿には見えません。
朝焼けとのコントラストも素晴らしいですね!
また、実際に使用してもソコソコの距離は投げれます。
このトレンドキャスターは最大4.5mの長さまでかなり細かい長さ毎にラインナップされているのですが、釣竿としてはかなり重めなので、3m位の長さが使いやすいです。
実際使用した感想では、持ち重りする程ではありません。
3mは投げ竿と考えると少し短いですが、初心者にはまず4.5mのグラス竿は振れない(長過ぎて竿の弾力を最大に活かした投げ方が出来ない)と思いますので、ちょうど良い長さです。
もちろんですが、私もトレンドキャスターの4.5mは振り切る自信ないです…笑
ちなみに私は5mもあるような長い磯竿は苦手です。
(エレベーターで折ったから(゜-゜))
激安釣竿は折れる?
このトレンドキャスターに関して言えば、少なくとも現時点で折れる気配はありません。
グラス竿独特の粘りが、魚の強い引きにもしなやかに耐えてくれます。
基本的に竿受けなど一切使用せずに、コンクリートに直置きを繰り返してますが、大きなダメージも特にありません。
雑に扱えるのは、タフな道具として純粋に評価できます。
私みたいにいい加減な人間には相性バッチリです。
過去にトレンドキャスターで釣った魚
ざっと思い付くのは
- シロギス
- アナゴ
- 太刀魚
- 真鯛
- サゴシ
- チヌ
- ボラ
なんかですね(*^^*)
サゴシがかかった時はファイトも楽しかったですよ!
思ったよりも遠投が聞くので、舞鶴ではぶっこみ真鯛釣りに大活躍してくれました。
気を遣わなくて良い道具は好きです。
トレンドキャスターが初心者にこそオススメの理由
最近の風潮は、とりあえず釣竿を手に入れるならバスロッド!みたいな感じがありますが、海釣りがメインなら圧倒的に投げ竿がオススメです。
バスロッドを最初に買うべきなのは、基本的にエサ釣りをしない人です。
海でエサを使う釣りなら万能磯竿だ!という人もいますが、私のオススメは投げ竿です。
なんと言っても強い!安い!長持ち!
磯竿はどうしても釣竿の特性から、ガイド数が多くなります。そのため、投げ竿に比べると値段が高いものが多いですし、投げ竿よりも繊細な作りです。
プロマリンの釣竿は重い!というレビューをよく見かけますが、釣竿が重い事にそれほどデメリットはありません。
ルアー釣りのような、投げて巻いてを繰り返す釣りならば確かに軽さは大切でしょう。
しかし、トレンドキャスターが選択肢の候補に入っているということは、ルアーフィッシングがしたい訳ではありませんよね?
餌釣りは基本的に如何に仕掛けを潮に馴染ませるかの釣りですので、キャスト回数は重要ではなく、重さはそこまで気になりません。
初心者こそ、タフさを意識すべきでしょう。
釣りをはじめて間もない頃は、間違いなく竿先に糸が絡みます。竿を蹴ります。ぶつけます。
そこでせっかく買った釣竿が壊れてしまえば気分は一気に下がるでしょう。
アジングロッドなんかでは、よくキャスト時に折れたりしていますが、投げ竿ではまあ折れません。
多少ゴリ巻きしてウキが竿先に触れても折れません。
壊れにくい!というのは重要なオススメポイントです。
トレンドキャスターの評価
100点満点とはいきませんが、合格です。
よく言われる鈍重さ→この釣竿を使う釣りでは気にならない。
飛距離→本格的な投げ竿を使うより入門には良い。
折れる?→少なくとも現時点では折れてない。
釣れる→たくさん釣ってます。
残念な点は、竿が鈍重すぎて小さいキスがかかってもアタリすら気が付かないことも過去にはありました。
(この点はメインラインをpeに変える等で解消すると思いますが)
チヌやグレを本格的に狙うような繊細な釣りには向いてませんが、初めて購入する場合は、間違いなくオススメできますし、価格も安いです。
海辺に遊びに行くなら、車に積んでおくと良いかもしれません。
1度試してみてはいかがでしょうか?
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中国製釣竿を実際に買ってみた結果を書いた記事はコチラです↓↓↓